
農遊コンシェルジュとして、地域の魅力を発信中
勝山市の農遊コンシェルジュとして活動する土田未来子(つちだみきこ)さん。
愛知県出身の土田さんは、結婚を機に勝山市に移住して来られました。
土田さんが農業に興味を持ったきっかけは、中学生の時に読んだJICA海外青年協力隊の本でした。
海外に農業を伝える活動を知り、その頃から農業に興味を持ち始めました。
大学でも農業ついて学んでいた土田さん。また、大学で現在のご主人と知り合われました。
そして、ご主人の実家が農業をされていると知り、運命を感じたといいます。
人に教えたり伝えたりすることも好きだった土田さんは、福井県が昨年から導入を始めた「農遊コンシェルジュ」を知り、すぐにコンシェルジュ育成に応募されました。
「農遊コンシェルジュ」とは、地域の食文化や特産物の歴史や特徴、近隣の立ち寄りスポットなどを魅力的に伝えられる人材のことを指します。
地元の隠れた魅力や食材などを伝えたいと考えていた土田さんは、県が開催する育成講座を受講し、昨年「農遊コンシェルジュ」に正式に認定されました。
現在は、様々なイベントを企画・運営し、勝山市の魅力を地域の方や旅行者に伝えています。
大自然を満喫!『農遊ハイキング』

土田さんは、参加者と一緒に勝山市の登山道を巡る「農遊ハイキング」を開催しています。
農遊ハイキングでは、山の上から勝山市の地形を眺め、気候や地形から地元の農産物が美味しくできる秘訣を参加者に説明しています。
ハイキング途中の説明では、秘訣をクイズ形式にすることで、参加者が自分で答えを考えられるようになっています。
そして、答えを見つけた時の楽しさ・感動を、参加者自身で体験してもらえるように工夫しているとのこと。
土田さんは、参加者と一緒に地元の魅力や素晴らしさをシェアできた瞬間が、この仕事の面白いところであり、醍醐味だといいます。
また、イベントで紹介した農産物などは道の駅などで販売していることを参加者に伝えると、お土産として買われる方もたくさんいらっしゃるそうです。
農遊ハイキングの活動を通して、地元農産物の消費に繋げることも、この企画の魅力だといいます。
今後のイベントでは、季節にあわせた福井県産の農産物や渓流のある勝山市の川魚、雪国ならではの福井の保存食文化などを伝えていきたいとのこと。
農遊コンシェルジュとして、福井の魅力をPRしていく土田さんの今後の活動にぜひご注目ください。

農遊コンシェルジュ同士のコラボ企画を開催
今後のビジョンとして、土田さんは他の農遊コンシェルジュとコラボした企画をやっていきたいといいます。
最近では、勝山市にある「ふるさと茶屋 縄文の里」とのコラボ企画を開催されました。
農遊ハイキング参加者の昼食として、地元食材のお弁当を縄文の里で作ってもらうなど、勝山市の魅力がたくさん詰まった素敵なコラボ企画でした。
勝山市の魅力を体験したい方は、ぜひ農遊ハイキングにお越しくださいませ。

農遊コンシェルジュ 土田未来子
住所:福井県勝山市荒土町清水島17-7
TEL:090-8260-2340
Instagram:https://www.instagram.com/fukuidaisuki/