Vol.28「四季折々の和菓子を気軽に味わって頂きたい」阿んま屋 森嵜祥基

阿んま屋 オーナー

創業100年の和菓子屋4代目

越前町にある和菓子屋『阿んま屋』4代目の森嵜祥基さん。

幼い頃から家業の和菓子屋で働きたいと思っていた森嵜さんは、高校卒業後に東京の大学へ進学しました。

3年生から夜間の製菓専門学校に通い、4年生からは修行も兼ねて和菓子屋でアルバイトを始めます。

卒業後、アルバイト先の和菓子屋で1年間修行し、さらに別の和菓子屋で4年間修行されました。

5年間の修行で和菓子作りを一通り学んだ森嵜さんは、27歳の時に越前町へUターンして阿んま屋の4代目を継がれました。

阿んま屋内観

父の生どら焼きを超える商品を作りたい

阿んま屋 生どら焼き
生どら焼き

阿んま屋の代名詞である「生どら焼き」。

生どら焼きは、森嵜さんのお父さんが作りはじめ、現在は15種類もある看板商品となっています。

阿んま屋の4代目となった森嵜さんは、お父さんに「自分の商品を作れ」と言われたそうです。

そこで森嵜さんは、地元の食材を使った商品の開発に取り組みます。

森嵜さんが注目したのは「越前塩」

越前塩は、越前海岸の海水から作られた純国産自然海塩です。20%以上のミネラル成分を含み、ほんのりと優しい甘みが特徴です。

森嵜さんは、この越前塩を使った饅頭の開発に取り組み、幾度の試行錯誤の末に「越前塩パンまんじゅう」を完成させました。

今では、観光に来たお客様がお土産として購入したり、めざましテレビに紹介される商品にまでなりました。

現在も、仕入れの材料屋から新しい材料を紹介される度に、新商品の開発に取り組まれています。

森嵜さんは、父の生どら焼きに並び、超えていく商品を今後も作っていきたいといいます。

阿んま屋 塩パン饅頭
越前塩パンまんじゅう

お店作りをもっと良くしていきたい

お客様に美味しいと言ってもらえることが、何よりも嬉しいという森嵜さん。

お客様とのコミュニケーションが取れる店頭販売が、とても楽しいといいます。

オンライン販売も大事だと考えていますが、それよりもお客様が直接買いに来てもらえるように、商品や店づくりに力を入れていきたいとのこと。

阿んま屋では、生どら焼きをはじめ、塩パン饅頭やさまざまな和菓子を作られています。

お土産はもちろん、普段のちょっとした特別なお菓子として、ぜひ阿んま屋をご利用くださいませ。

阿んま屋外観

阿んま屋
住所:福井県丹生郡越前町中10-1-1
TEL:0778-36-0179