
理学療法士から独立へ
越前市にあるRe more+の代表を務める谷口修也さん。
福井総合病院で理学療法士として9年間勤務した後、準備期間を経て2021年12月に「Re more+」をオープンされました。
高校時代は野球部だった谷口さん。高校2年生の時にヘルニアになったことが、理学療法士を目指すきっかけになりました。
当時、福井総合病院でリハビリを担当してもらった理学療法士の先生を見て、この仕事に憧れを抱いたといいます。
高校卒業後、理学療法士になるため福井医療短期大学へ進学しました。なんとOJTの先生が当時ヘルニアを担当してくれた先生であり、大学で運命的な再会をします。
先生の担当分野であるスポーツ障害ケアや整形に興味を持ち、谷口さんはその分野へ進むことを決めました。
また、谷口さんは理学療法士をしながらサウルコス福井(現福井ユナイテッドFC)のトレーナーもされていました。
このサウルコス福井のトレーナー実績が認められ、トレーナー資格の最難関と言われる「アスレチックトレーナー」を受験できるようになり、合格率10%未満と言われる難関試験に見事合格されました。
※アスレチックトレーナーは、一流アスリートのサポートやプロスポーツ競技で活躍されているプロトレーナーです。
この資格を持っているのは、福井県では50人ほど、丹南地区では谷口さんしかいないとのこと。
「アスレチックトレーナーとして丹南地区でスポーツをする子どもたちをサポートしたい」
この思いを胸に、地元越前市で起業されました。
屋号の「Re more+」には、Re(もう一度)more(体を今まで以上に変える)+(より強く)という思いを込めて付けられたそうです。
治療開始から競技復帰までをトータルでサポート

基本的に、病院での治療や理学療法士のサポートは、治療を終えて選手が自宅に帰るところまでしか行うことができません。
谷口さんは、治療後〜競技復帰までの期間のサポートも重要だと考えています。
しかし、丹南地区ではアスレティックトレーナーがいないため、ケガをした選手や保護者が頼りにする場所が少ないといいます。
「他にいないなら、自分が丹南地区の選手をサポートしよう」
その思いから、谷口さんは起業前からボランティアで選手のサポートやケガ防止の取り組みをされてこられました。
競技復帰後に、選手と保護者から心から「ありがとう」と言ってもらえること、この瞬間がこの仕事で一番喜びを感じるところだといいます。
丹南地区ではまだまだスポーツ選手たちをサポートする環境が不足しているとのこと。
そのため、理学療法士兼アスレティックトレーとして、丹南地区の選手、保護者の拠り所として地域に貢献していきたいといいます。
グループレッスンを通して、知識をより広く
谷口さんは、選手のサポートだけでなく、グループレッスンなどでテーピングやケガ防止のセミナーも実施されています。
保護者や指導者にも知識を広く伝えていき、選手をサポートできる環境を、今まで以上に良くしていきたいといいます。
スポーツクラブの指導者や選手の保護者の皆様は、ケガの治療や防止でお悩みの際はぜひ谷口さんへご相談してみてはいかがでしょうか。


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Re more+ conditioning studio
住所:福井県越前市府中1丁目2-3 センチュリープラザ2F
TEL:090-8096-8285
WEB:https://remorepurasu.com
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